早期老化の90%の原因は、太陽光線
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肌の老化は、目の下にできるチリメンじわや口元にできる小じわから始まる。
これらの細かなシワができる原因は、真皮層のコラーゲンやエラスチンという弾力を作っている成分の老化と、太陽光線の影響だという。
つまり太陽光線が皮膚にダメージを与え、シワができやすい状況が生まれるのだ。
そして炭水化物が、肌のコラーゲンやエラスチンなどの組織を弱くし、弾力を失わせてシワを固定化させる…ということだ。
若い頃は、太陽光線をたくさん浴びても構わなかった。
なぜなら皮膚の表面の表皮にダメージを受けても、14日程度で表皮が入れ替わり、きれいな肌が保たれたからだ。
しかし20代半ばになるともう、表皮の新陳代謝が28日以上かかるようになる。
さらに古い角質層がだんだん剥がれ落ちにくくなってしまうので、毛穴に溜まった皮脂が行き所を失って、固まって黒くなっていく。
表皮の一番奥の細胞(基底層)が分裂した後、アカとして剥がれ落ちるまでの期間を「ターンオーバー」と呼ぶが、ターンオーバーにかかる期間が加齢と共に長くなり、ダメージを受けた皮膚がずっと残ってシワになっているわけだ。
そのため、肌の老化予防としては、日光に当たるのをできるだけ避けることが重要だという。
夏の強烈な日差しは避けるに限るし、冬でも午前10時から午後3時までは紫外線が強いので、なるべく太陽に当たらないような生活を心がける。
革命アンチエイジングのテキストには、「早期老化の90%の原因は、太陽光線」とまで書いてあるね。
ホルモン・レベルの低下で肌の老化も進む
老化は皮膚の薄さにも表れる。
子供の頃は、あんなにぷっくりした肌だったのに、年を取るにつれて薄っぺらい紙のような肌になる。
これは成長ホルモン(HGH)が年を取るにつれて、だんだん出なくなってしまうのが直接の原因だ。
成長ホルモンとは、簡単に言うと、新陳代謝を活発にするホルモンだが、直接働く以外にも肝臓を刺激して、IGF-1(インスリン様成長因子-1)を分泌させ、骨を成長させたり、筋肉を成長させるホルモンだ。
ウィキペディアには、
インスリン様成長因子1(IGF-1)は主に肝臓で成長ホルモン(GH)による刺激の結果分泌される。とあるが、乳がんや前立腺ガンの発生や、加齢にも関係があるらしい。
IGF-1はソマトメジンCとも呼ばれる。
人体の殆どの細胞、特に筋肉、骨、肝臓、腎臓、神経、皮膚及び肺の細胞はIGF-1の影響を受ける。
インスリン様効果に加え、IGF-1は細胞成長(特に神経細胞)と発達そして同様に細胞DNA合成を調節する。
ホルモンに関して言えば、デヒドロエピアンドロステロン(DHEA)や、性ホルモンの減少も、肌に影響する。
DHEAは男性ホルモンの一種なのだが、ホルモンの分泌レベルが落ちると、内出血や傷がつきやすくなる。
若返り剤としてサプリメントも売られているが、前立腺ガンの発生を促進しかねないので、利用は注意が必要だという。
ホルモンというのは、複数のホルモンが拮抗して働いているので、一種類のホルモンだけ補充しても、副作用が大きくなるらしい。
問題なのは全体の分泌量が減っていることなので、バランスを崩さないように、複数のホルモンを同時に補充することが大事だと言うことだ。