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肝臓ガン 東アジアに多いガン
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肝臓ガンは、日本人に多いガンだ。
肝臓ガンは、肺ガン(約140万人)や胃ガン(約74万人)に次いで、3番目に死亡者数が多いガン(約70万人)だという。
肝臓ガンはウイルス性肝炎が原因とされていて、患者は東アジアに集中している。
そのため、欧米諸国と比べると、日本だけがダントツで死亡者数が多くなっているが、韓国やモンゴルも非常に死亡者数が多いという。
肝臓ガン 死亡者数の推移と国際比較
標準化死亡率の推移(肝臓ガン・男性)
肝臓にできるガン、いわゆる肝がんは、東アジアに多いガンで、ウイルス性肝炎が原因だとされている。
ウイルス性肝炎がこじれたままの状態が続くと、肝臓の細胞がついにはがん細胞になり、肝臓ガンになってしまうわけだ。
肝臓は沈黙の臓器などと呼ばれ、かなりひどい状態になるまで症状が出ない。
そのため、肝臓ガンが見つかると、たいていは手遅れで、以前は寿命を全うするしかなかったようだ。
最近はウイルス性肝炎の発見や治療方法が確立し、肝臓ガンの予防もかなりできるようになり、肝臓ガンによる死亡者数も減少傾向にあるという。
まあそれでも年間、3万5千人が死んでいるわけだが。