日本人に多い「座りすぎ」は、健康に悪い?

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座りすぎの害」も、寿命を縮める一つの要因だ。

 

特に日本人は、一日7時間も座っていて、それが健康の大問題になっている。

 

座業、すなわち椅子に座ってする仕事が、身体に悪いというのは、ここ数十年にわたって様々なデータが出ている。

 

たとえば、イギリス人およそ80万人を対象した2012年の研究では、長時間座っていることによって、糖尿病・心臓病のリスクが倍増し、早期死亡のリスクも倍増していたという。

 

イギリスは第二次世界大戦のダメージを乗り越えるため、医師や看護士などを国家公務員にして国民の医療を無料化したため、膨大な統計データがある。

 

またロンドン市の公務員を対象にした長期の健康に関する調査も行っていて、信頼性も高い。

 

そのイギリスの研究で、「座りすぎ」によるリスクが倍増していたというのであれば、これは看過できないね。



 

身体活動量METsとは

座りすぎで問題なのが、「身体活動不足」だ。

 

ここで言う身体活動とは、「運動」と「生活活動」のことで、身体活動量の単位は、活動強度×時間で表す。

 

横になったり静かに椅子に座っている状態を基準(1メッツ/1METs)として、その何倍の強度の活動を何時間行ったかを「身体活動量(メッツ・時)」と表すいうことだ。

 

因みに、散歩などの歩行や掃除機を掛けるのが3メッツ、軽いジョギングが6メッツとなる。

 

64歳までの成人が健康を保つための身体活動量としては、

強度が3メッツ以上の身体活動を23メッツ・時/週行う。

となっていて、歩くなら毎日60分以上歩き、軽いジョギングなら毎日30分以上走るイメージになるという。

 

身体活動不足というのは、だから、一日60分も歩いてないって事なんだね。

 

コレは確かに運動不足すぎるわな。

身体活動不足は、死因の第4位?!


身体活動不足は、世界的に死因の第4位に挙げられており、日本人の死因では第3位に挙げられている。

 

というのも身体活動不足が続くと、様々な病気の罹患率が上がるのだという。

 

これは現代人にとって、見過ごせない要因だ。

 

厚生労働省のサイトでは、

身体活動量が多い者や、運動をよく行っている者は、総死亡、虚血性心疾患、高血圧、糖尿病、肥満、骨粗鬆症、結腸がんなどの罹患率や死亡率が低いこと、また、身体活動や運動が、メンタルヘルスや生活の質の改善に効果をもたらすことが認められている。更に高齢者においても歩行など日常生活における身体活動が、寝たきりや死亡を減少させる効果のあることが示されている。

https://www.mhlw.go.jp/www1/topics/kenko21_11/b2.html

という風に載ってる。

 

また

生活習慣病の予防などの効果は、身体活動量(「身体活動の強さ」×「行った時間」の合計)の増加に従って上昇する3)。長期的には10分程度の歩行を1日に数回行なう程度でも健康上の効果が期待できる。家事、庭仕事、通勤のための歩行などの日常生活活動、余暇に行なう趣味・レジャー活動や運動・スポーツなど、全ての身体活動が健康に欠かせないものと考えられるようになっている。

とも載っていた。

 

 

座りすぎで、ガンのリスクも増える?

★「座りすぎ」でがんのリスク増加、追跡装置で客観的に調査
https://www.cnn.co.jp/fringe/35155632.html

 

米テキサス大学MDアンダーソンがんセンターでがん予防に携わるスーザン・ギルクリスト准教授は「動かないこととがんによる死亡の間に強い関連が明らかにみられた最初の研究だ」と述べた。

 

研究では2009年から13年の間、約8000人の参加者に起きている時間について7日間連続で追跡装置を装着してもらった。調査開始時でがんをわずらっていた参加者はいなかった。

 

5年間の追跡調査を行い、研究者は、最も座りがちな人々は、年齢や性別、疾病状態を勘案しても、最も座らない人たちと比較して、がんで死亡するリスクが82%高いことを発見した。

 

研究では、座っている時間30分をウォーキングなど軽度な運動に置き換えることでがんになるリスクを8%軽減できることがわかった。中度の運動でも31%リスク軽減につながるという。

 

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