長寿食と食品添加物の知識記事一覧

老後を健やかに過ごすための生活法。「長寿に良い食事」を考える。革命アンチエイジングという本によると、良い食事とはまず、無毒な食品だという。無毒な食品とは、保存料・添加物・殺菌剤・成長ホルモン・着色料・香料などが含まれていない食品という意味らしい。このうち保存料や殺菌剤というのは、我々人類にとって必要な薬剤だ。と言うのもこれらは、食品が腐ったり、有害な細菌が繁殖しないようにし、保存性を高めて食中毒を...

ある食品添加物が、安全かどうか。こういう場合、たいていの人は、危険か安全かという二分法でモノを考える。そして少しでもリスクがあれば、危険だ危険だと大騒ぎする。しかし科学的には、そんな単純な判断はせず、「どの程度危険なのか?」という風にオーダー(単位)で考える。というのも科学的には世の中には、100%安全なモノも100%危険な物も存在せず、「全ては量の問題」だと考えるからだ。たとえば放射能が危険だ、...

アンチエイジング、老後の健康のためには、良い食事を取ることが重要だという。良い食事とは無毒な食品を使った食事で、保存料・殺菌剤・添加物・成長ホルモン・着色料・香料などが含まれていない食品をイメージすれば良い。とは言っても放射能・放射性物質と同様に全ての食品添加物が危険だというわけでもないし、また安全だと言うわけでもない。たとえば保存料や殺菌剤は、食品の安全のために使われているものだから、ある程度は...

食品添加物には、毒性の強いモノから、毒性の殆どないものまで含まれる。なので何が安全で、何が危険か、そのあたりはどうやって見分ければ良いのか。その一つのヒントが、原材料名の表示方法だ。スーパーなどで売っている食品のパッケージには、たいてい原材料名が載っているのだが、これらには一定のルールがあるので、それを押さえておけば大まかに分かるのだ。原材料名の表示ルールその1は、使用重量が多い順に表記される。た...

老後のための食品の知識。食品がどの程度安全なのかは、食品パッケージに載っている原材料名から推測することができる。というのも食品パッケージには、使用した材料名や食品添加物を、全て表記するというのがルールだからである。ただし食品添加物の表示方法には、用途名+物質名物質名のみ一括表示(用途のみ)という3種類の方法があり、実際は全ての原材料名が分かるわけではない。この3種類の表示方法にもルールがあり、保存...

老後の健康は、良い食べ物から。年を取ると成長ホルモンの分泌が減り、性ホルモンもかなり減ってしまう。それによって栄養の吸収率も悪くなり、新陳代謝のスピードも落ちてしまう。そのため年を取ると免疫力が落ち、有害物質を排出する力も落ちるので、身体のあちこちに有害物質が溜まって、細胞が変性する。これがつまり老化だ。なので年を取ったら食べ物も選んで食べなければ、若い頃には全く平気だった食べ物でも、胃が荒れたり...

老後の健康のための「良い食事」とは、タンパク質をしっかり摂りつつ、身体に悪い成分を極力避ける食事だ。タンパク質は、体重の千分の一以上、つまり体重60キロの人なら、1日60グラム以上は食べないといけない。さもないと免疫力が落ちたり、骨が弱くなったりして、ちょっとした病気やケガで命を落とす。しかしタンパク質をたくさん摂るために、ハムやソーセージなどの加工食品を、毎日のように食べるのも良くない。というの...

老後の健康のための良い食事。食品を美味しく見せるために使う様々な着色料にも気を配りたい。というのも食品には様々な着色料が使われているが、着色料は何かと問題が指摘されていて、天然色素も安全なわけではないからだ。色を抽出する際に有機溶剤を使ったりするので、いろいろと問題の成分も出てきてしまうのだ。たとえばリキュールやジュースなどに使われる天然着色料の「コチニール色素」は、喘息やアレルギー発作を起こす成...

老後の健康のための「良い食事」。年を取ると免疫力が落ち、新陳代謝もゆっくりになる。そのため、毒性の強い成分を摂っても、なかなか体外に排出することができない。つまり、身体に悪い成分を食べてしまうと、しばらく身体の中をウロウロするわけだ。そのせいで頭痛が続いたり、咳が止まらなかったり、様々な不快症状が続くことになる。というのも加工食品は、便利だけれど、保存料や防カビ剤、発色剤や着色料など、様々な薬剤が...

老後の健康のための食品添加物の知識。次は甘味料(かんみりょう)についてだ。甘味料というのは簡単に言うと、食品に甘みを加える添加物で、砂糖や人工甘味料のことである。甘味料は何かと話題になる添加物であり、何かと問題が多い食品である。たとえば人工甘味料の安全性については、戦後からいろいろ問題になっているし、最近は、砂糖にも様々な害があることが分かってきた。というのも糖類にはタバコや飲酒並みの依存性があっ...

1970年代に、ブドウ糖果糖液糖という、安価で便利な甘味料が日本で開発され、それがアメリカで瞬く間に広まった。ブドウ糖果糖液糖は、ジャガイモやサツマイモ、トウモロコシなどのデンプンを酵素で分解し、その半分を果糖に異性化した甘味料で、亜熱帯でしか栽培できないサトウキビと異なり、デンプンなら何でも原料にできるため、非常に便利な甘味料だったのだ。ブドウ糖果糖液糖は熱に弱いという欠点はあるモノの、コーラや...

ダイエットコーラやダイエット飲料に含まれる様々な人工甘味料。最近は、飲料の他にも様々な加工品に添加されていて「ギョッ」とすることも多い。砂糖やブドウ糖果糖液糖が危険だから、人工甘味料を使うというのも、何とも妙な話ではあるが、高血糖と肥満は糖尿病や心臓病のリスクを跳ね上げる主要因だから仕方がない…ということか。さて人工甘味料として、よく目にするのは、アステルパームとスクラロースとアセスルファムカリウ...

肥満解消のために開発されたダイエットコーラやダイエットソーダ。肥満と心臓病に悩むアメリカでは、カロリーの殆どない人工甘味料を使ったダイエットドリンクが大ヒットし、ドリンク類の3割以上のシェアを獲得した。ところが最近、ダイエットドリンクの売り上げが落ちているという。というのも、ダイエット飲料を飲んでもほとんど痩せられないことが分かってきたからだ。ダイエット飲料を飲み続けているのに、なぜだか痩せられな...

ダイエットコーラやダイエット飲料を飲んでも砂糖やブドウ糖果糖液糖入りの飲料と同様の肥満リスクや糖尿病リスクがある。砂糖やブドウ糖果糖液糖と比べれば、人工甘味料のカロリーは殆どないのに、なぜこんなことが起こってしまうのか?一つの原因はモラルハザードで、カロリーのないコーラやソフトドリンクを飲んでる分、他にカロリーのある食品を食べても大丈夫だと思って、結果的に食事量・摂取カロリーが増えているのかもしれ...

アクリルアミド(acrylamide)とは、劇薬であり、毒だ。神経毒性・肝毒性があり、皮膚からも吸収されてしまうため、取扱いに注意が必要な薬剤である。アクリルアミドには発癌性があり、DNAをキズつけることもわかっている。こんな劇薬のアクリルアミドが、実は食品中にも含まれていることを、2002年にスエーデン政府が発表し、大騒ぎになった。ポテトチップスなど、イモを高温で揚げる料理の中に、アクリルアミド...

アクリルアミドは、ポテトチップスやビスケットなど、高温で調理される食品に含まれる成分だ。神経毒性があり、肝臓も壊す上、発がん性もあるという。こんな劇物が食品にも含まれているとは、誰も考えていなかった。ところが建築現場の作業員の健康をアクリルアミドがどれくらい害しているかと言う研究で、比較対象として、一般人を調査したところ、なぜかアクリルアミドの代謝物が検出されたのだ。アクリルアミドは工業製品であり...

劇物であるアクリルアミドは、ポテトチップスやフライドポテト、ビスケットやクッキー、クラッカーなどに、非常に多く含まれている成分だ。生のジャガイモや小麦には、アクリルアミドが含まれていないので、加工の過程でアクリルアミドが発生するということらしい。現時点では、アミノ酸のアスパラギンと、ブドウ糖や果糖などが、高温調理によって結合し、発生したものだと考えられている。ビスケットやクッキーなどは、砂糖などの...