結節性痒疹(けっせつせい・ようしん)とは
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結節性痒疹(けっせつせい・ようしん)とは、硬いしこりのような「結節」が出来るタイプの痒疹だ。
結節というのは、浸出液だとか、コラーゲンの塊だとか、何らかの成分が集まって硬くなっているような状態のことを言う。
痒疹の場合は、硬いカサブタのような内側に、何かが固まっている状態が結節だということらしい。
多形慢性痒疹のところでも触れたが、痒疹は湿疹だとか虫刺されのようなピンク色のモノから、分厚いカサブタやホクロのようになるタイプのモノもある。
アトピーのように「じゅくじゅく」になる場合もあるし、逆に掻いても掻いても剥がれない、頑固なカサブタのようになる場合もあって、痒疹は非常に多種多様なのだ。
この結節性痒疹、夏から秋にかけて増えるという話だ。
確かに私の場合も、一年前の夏の始めころにはまだ、二の腕が痒くてたまらないだけだったが、秋から冬になると猛烈に腕や背中や腹が痒くなって、ボリボリ掻きだしたっけ。
結節性痒疹の症状
結節性痒疹は、強いかゆみがあるのが1番の特徴です。夏から秋にかけて多くみられ、はじめは虫刺されのような小さな発疹が現れます。かゆいため掻いてしまうと、発疹がどんどん膨れ上がり、結節と呼ばれる豆粒大の発疹になります。かゆみは非常に強く、睡眠に支障がでるほどだという報告もあります。
※スキンケア大学より引用
結節性痒疹の原因としては、虫刺されなどが挙げられており、どうも虫に刺されやすい季節に原因が作られ、それが慢性痒疹に発展していくケースが多いってことらしい。
結節性痒疹とアトピー性皮膚炎、何が違う?
結節性痒疹は、虫刺されのような小さな傷が、米粒大や豆粒大に発展し、場合によっては百円玉くらいの大きさになっていくタイプの皮膚病だ。
もの凄く痒いものだから、朝から晩までボリボリ掻いて、それで傷口が拡がっていく。
またアトピー性皮膚炎のように、ジュクジュクした状態になることも多い。
ジュクジュクした状態から分厚いカサブタになって、それが何週間も何ヶ月も残る。
この分厚いカサブタが出来る前に剥がし、またジュクジュクした状態に戻る。
なので結節性痒疹とアトピーは非常に似たところがあるし、併発している可能性も高い。
ただ、アトピーとハッキリ違うのは、「左右対称には発症しない」ことらしい。
アトピーの場合は全身症状で、痒みが内側から出てくるため、左右対称に痒みや腫れが出てくることがよくある。
しかし結節性痒疹は、左右対称には症状が拡がらない。
と言うのも痒疹は引っ掻くと悪化するモノだからだ。
痒疹の痒みは患部自体から出てきて、さらに患部を引っ掻くことで悪化して大きくなる。
つまり痒みが出ない患部は悪化せずそのままだから、左右対称にならないと言うことらしい。
確かに自分の痒疹の状態を見ると、左右対称になっている部分もあるが、左右対称でない部分も多いね。
結節性痒疹は左右対称に出ない例
両足のスネの痒疹の状態(17年10月21日)。
右スネは3ヶ月前くらいは酷かったが、今は跡が残っているだけできれいになった。
逆に三ヶ月前はキレイだった左スネは、今ヒドい状態で汚い。
因みにこちらが3ヶ月前(17年4月30日)の右すねの状態。
左すねはキレイだったので画像は撮ってない。