食品添加物とは何か
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アンチエイジング、老後の健康のためには、良い食事を取ることが重要だという。
良い食事とは無毒な食品を使った食事で、保存料・殺菌剤・添加物・成長ホルモン・着色料・香料などが含まれていない食品をイメージすれば良い。
とは言っても放射能・放射性物質と同様に全ての食品添加物が危険だというわけでもないし、また安全だと言うわけでもない。
たとえば保存料や殺菌剤は、食品の安全のために使われているものだから、ある程度は許容しないといけないだろう。
保存料や殺菌剤は、食中毒や疫病の発生を防ぐためのモノで、毒と分かった上で入れているわけだから。
水道水に入れられている塩素やオゾンなども、目や鼻などの粘膜を傷めるような成分で、濃度が濃ければ死に至ることだってあり得る毒である。
そんな毒である塩素やオゾンを入れて殺菌するからこそ、水道水はある程度安全に飲めるようになるわけだ。
なので課題は、老後の健康のために、避けた方が良い添加物が何かを知ることになる。
というのも年を取ると新陳代謝が遅くなり、若い頃には問題がなかった食べ物でも、身体の具合を悪くすることだって考え得るからである。
そのためには、毒性のある成分を食べるのをできるだけ避け、毒性のある成分を体外に排出することを心がけねばならない。
年を取ると毒を排出する力も衰えてしまうので、毒出しやデトックスのために、努力せねばならないのだ。
ということで、ここからは、食品添加物の種類と、食品添加物のリスクについて、調べていくことにする。
食品添加物のいろいろ
食品添加物とは、様々な目的のために食品に加えられる様々な物質のことだ。
食品添加物を加えることによって、保存性を高めたり、色合いをよくしたり、栄養を強化したりして食品を良くする。
食品添加物を使う目的には、
- 食品を日持ちさせる
- 色形を良くする
- 品質を向上させる
- 味を良くする
- 製造コストを下げる
また、添加物なしでは作れない食品もある。
たとえば豆腐はニガリ(塩化マグネシウム)という凝固剤を使わないと作ることができない。
中華麺(ラーメン)も「かんすい」というアルカリ性の液体(炭酸ナトリウムなど)を添加しなければ作れない。
パンを作るにも膨張剤(ベーキングパウダー)が必要だ。
これらは、食品の製造や加工のために必要な「製造用剤」で、もちろん食品添加物である。
こういう風に食品を作ったときに添加した物質は、原則として全て表示することになっているのだが、物質名だけでは何の目的で添加されているのかよく分からないので、用途を併記する決まりになっている。
用途名を表記する必要がある食品添加物
- 甘味料
- 着色料
- 保存料
- 増粘剤
- 酸化防止剤
- 発色剤
- 漂白剤
- 防かび剤
一括表示の例
- イーストフード
- ガムベース
- かんすい
- 酵素
- 光沢剤
- 香料
- 酸味料
- 調味料
- 豆腐用凝固剤
- 苦味料
- 乳化剤
- pH調整剤
- 膨脹剤
- 軟化剤
最後に、食品に残存していない食品添加物や、残存しても少量のため食品に影響をもたらさず、何らかの効果を期待されていない添加物については、表示が免除される。
食品添加物 表示免除
- 加工助剤
- キャリーオーバー(例:味付けに使った醤油に含まれる添加物など)
- 栄養強化剤