DHEAとは男性ホルモンの一種
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アメリカで、若返りのサプリとして40代以上に人気のあるのがDHEAだ。
DHEAとはデヒドロエピアンドロステロンの略で、南米の山芋や、自然薯(山芋)に含まれる成分だ。
山芋は日本でも精力剤として考えられているが、その原因成分がこのDHEAだったんやね。
DHEAは男性ホルモンの一種なのだが、体内でテストステロン(男性ホルモン)やエストロゲン(女性ホルモンの一つ)に転換される。
年を取ると性ホルモンの分泌量が減るので、それを補完して老化防止に役立つと考えられている。
更年期障害や老化現象の多くは、性ホルモンの分泌量が急激に減ることで起こるので、その勾配を穏やかにするために使うものだと考えれば良い。
このDHEAは副腎という器官で作られるのだが、DHEAの分泌量は、25歳の頃がピークで、75歳では10~20%にまで減っているという。
なのでDHEAサプリを飲むと体内で性ホルモンに転換されて精力が増すので、「若返った」かのような気分が味わえるということらしい。
ただし女性がDHEAを飲むと、男性化する場合があって、35歳以下の若い女性には奨められないサプリメントだ。
またDHEAはスポーツ選手には禁止の成分で、ドーピング反応が出るという。
革命アンチエイジングというテキストにも、DHEAは15ページにわたって紹介されていて、老化防止には非常な有用な成分らしい。
ただ日本では、未だ医薬品扱いなので、せっせと山芋でも食べるしかないみたいだな。
DHEAは、朝起きたときに分泌量が最大になり、そこから減るというサイクルで分泌される。
なのでDHEAは一日の前半に摂取するようにして、寝る前には摂取してはいけない。
睡眠を妨げる。
DHEAは、心臓を守り、免疫力を増強し、脳にも良い
DHEAは、副腎から分泌される男性ホルモンの一種で、様々なホルモンの産出に関係している。
DHEAは生まれてから25歳になるまで、徐々に分泌量が増えるのだが、25歳をピークに分泌レベルが下がっていく。
そして75歳にはピーク時の10~20%まで分泌量が減ってしまうと言う。
まさに成長と老化に伴って、増えたり減ったりするホルモンだと言うことだ。
DHEAの作用を革命アンチエイジングの本から、いくつかピックアップしてみると、
- 感染症
- 心疾患(心臓病)
- ストレス
- 肥満
- 糖尿病
- (特定の)ガン
- 自己免疫疾患
まず、年を取ると免疫力が落ちるが、DHEAは落ちた免疫力を回復する作用があるという。
年を取ると、免疫力が落ち、風邪などの感染症にかかりやすくなる。
老人の感染症は、死につながりやすく、インフルエンザによる死亡率も、老人はかなり高率だ。
というわけで最近は65歳以上の人に、インフルエンザワクチンを接種するようになり、それなりに効果を上げているようだ。
ただ、年を取るとワクチンの効果も弱いという。
というのも年を取ると、「抗原(病原体)を見つけられなくなる」のだという。
年を取ってもタンパク質をしっかり食べておれば、抗原を攻撃する準備はできるのだが、抗原を見つける能力が落ちてしまうので、それが免疫力低下になるわけだ。
DHEAまとめなど
- DHEAは山芋に含まれる成分で、男性ホルモンの一種
- DHEAは性ホルモンの分泌量不足を補い、老化を遅らせる
- DHEAは朝起きたときに分泌量が大きくなる
- DHEAの適正量はまだよく分かっていないが、ボディビルダーの経験則として毎日100mg以上摂取するのは危険とされている。
また
- DHEAは男性ホルモンの一種なので、若い人やスポーツ選手には禁止