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アメリカ人女性の死因
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アメリカ人女性の死因はどうなってるのか。
アメリカ人女性の死因も、男性同様、かつては心臓病であったが、現在はガン死がかなり増えている。
循環器疾病、つまり心筋梗塞と脳卒中を合わせた人数で比べると、ガンと同じくらいの人数になる。
心筋梗塞は心臓病の一つだし、脳卒中(脳梗塞)は脳のトラブルなのに、なぜ一緒に扱うのかというと、どちらも血管のトラブルだからだ。
心筋梗塞も脳梗塞も、動脈硬化によって、心筋(心臓を動かす筋肉)や、脳の血管が詰まることによって起こるのだ。
アメリカ 死因の推移(女性)
アメリカ女性の死因の推移で気になるのが、アルツハイマー病などの神経系疾患の多さと、精神行動障害による死者数が多いことだ。
アルコール中毒や麻薬中毒、統合失調症や、拒食症、うつ病などがこのカテゴリーに入る。
アメリカは、精神医学の研究が進んだ国で、日本だと単なる自殺に分類するような死因でも、何らかの精神障害に分類しているのかもしれない。
アメリカ 標準化死亡率の推移(女性)
年齢別人口を調整した標準化死亡率を見ると、心筋梗塞や脳卒中による死亡が大きく減っていて、さすがは健康大国アメリカと言ったところかな。
アメリカ人女性の死因
アメリカ女性の死因の推移を見ると、かつては死因の半分を占めていた、心筋梗塞と脳梗塞が減り、ガンによる死亡者数が増えている。
日本と同様、肺炎による死も増えているが、アルツハイマー病などの神経系疾患や、アルコール中毒・麻薬中毒・拒食症・うつ病などの精神行動障害による死者も増えている。
では、アメリカ人女性は一体、どういうガンで亡くなっているのか。
アメリカ人女性の、ガンの種類別死亡者数の推移をグラフにしてみた。
アメリカ ガンによる死亡者数の推移(女性)
これによると、男性同様、肺ガンによる死亡者数がダントツに多く、その次に多いのが乳がんで、大腸ガンが後に続いている。
アメリカ 標準化死亡率の推移(ガン・女性)
アメリカの乳がん死の多さは異常で、国際比較するとダントツだ。
乳がんによる死亡者数の推移 国際比較
しかし標準化データで比べて見ると、そうでもない。