ケイ素不足は、骨や血管や肌を弱らせる

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糖質の取りすぎは老化を早めるらしい。

 

糖質の取りすぎは血糖値を上げ、血糖は毛細血管や骨などのコラーゲン組織を「糖化」して弾力を失わせてしまう。

 

しかし糖質を減らしたからと言って、それだけで老化を遅らせることはできない。

 

というのも糖質制限する際に、上手くやらないとミネラル不足が起こって、肌や骨に必須の微量ミネラルが不足するからだ。

 

特にアンチエイジングに重要なのが、「ケイ素」だという。

 

ケイ素というのは、コラーゲン組織に必須の微量ミネラルで、コラーゲンの束を束ねる役割を受け持っている。

 

そのため、ケイ素不足になると、肌の弾力が無くなり、爪も割れやすくなり、血管や骨も硬く弱くなってしまうのだという。

 

糖質制限すると、なぜケイ素不足になるかというと、食物繊維不足になるからだ。

 

糖質制限を始めると、便秘になることが多い。

 

というのも米や小麦には食物繊維が多いのだが、ご飯やパン、パスタなどの食べる量を減らすと、食物繊維の摂取量も減ってしまうからだ。

 

この食物繊維に、ケイ素などの微量ミネラルが含まれているため、糖質制限で穀物を食べるのを減らすと、ケイ素不足が起こり、それがコラーゲンを弱くする。

 

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ケイ素を取るためには、食物繊維が多い海藻が

ケイ素を多く含む食品としては、全粒粉の小麦で作ったパン、大麦から作ったビール、ワイン、玄米、ジャガイモ、バナナや人参、ヒジキやワカメなどだ。

 

ケイ素は穀物や野菜の皮の部分に多く含まれるので、糖質制限をしていなくても、現代食では不足しがちなミネラルだ。

 

世界中で昔から豆の煮物などが食べられているが、豆の煮物などは、皮ごと豆を食べることになるので、かなりのケイ素が摂取できたと思われる。

 

しかしそういう食物繊維が多いモノを食べなくなったため、現代人はケイ素不足に陥っているらしい。

 

因みにケイ素は、イネ科の作物では必須のミネラルで、稲作やトウモロコシ栽培などでは、絶対に欠かせない肥料の一つだという。

 

ケイ素が不足するとイネやトウモロコシは生育が悪く、茎が弱くなって倒伏しやすくなる。

 

また稔実(ねんじつ)障害といって、実の付き具合が悪くなり、トウモロコシだと粒が不揃いで隙間がたくさんできてしまったりする。

 

ケイ素不足になると病害虫にも弱くなるため、絶対に不足させてはいけないミネラルだ。

 

では、一日にどれくらいのケイ素が必要かというと、現時点では40mgくらいあれば十分だろうと考えられている。

 

これを食品から取るのは意外に難しいが、とにかく食物繊維が多い食品や、ヒジキやワカメなどの海藻は、必ず食べるべき食品だろう。

 

因みにケイ素は石の主成分だが、植物に吸収されたものでないと、人間には吸収できないらしいので、植物性由来のケイ素が良いらしい。

 

米国で販売されてるケイ素サプリは、スギナ(ホーステイル)から抽出されている。

 

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