脳にも休みたい時間帯がある
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ボケ防止のための処方箋、その1は「定刻に起きる」だった。
決まった時間に起きると、毎日決まった時間に、脳の働きが活発になる。
頭を動かしたい時刻に合わせて、朝起きる時刻を決めると、判断しなければ行けない時刻に、適切な判断ができるというわけだ。
ボケというのは症状は様々だが、原因は3つのタイプに分かれる。
まず脳が傷んでしまった場合、脳は正常に働かなくてボケてしまう。
ケガなどで脳を損傷したり、高血圧や糖尿病で血流が悪くなると、脳がうまく働かなくなってしまうケース。
これはある意味当たり前のボケの原因だ。
次は脳を使わないためにボケる場合。
脳も使わないと血管が細くなって、いざという時にうまく動かなくなる。
そのためボケ防止や回復には、日頃から脳を使う用な事が必要になる。
最後は、時刻によって起こるボケだ。
たとえば朝は頭が働いていたのに、午後は働かないと言ったように、一日のウチでも頭が冴えている時間帯と鈍くなる時間帯があるのだ。
そのため、重要な決断が必要な時刻に合わせて、起きる時刻や食事時刻を調整すると言うことも、ボケ防止には重要になってくるわけだ。
頭が冴えていないと行けない時刻に、ボケた頭にしないためには、頭が働きやすい時間帯と頭が鈍くなる時間帯を調べて、重要な決断が必要な時刻に、頭が働きやすい時間帯が重なるように、朝起きる時刻を決めるというのがベストだろう。
株やFXのトレーダーなどは意外と早起きが多いが、これも頭が働く時刻をいしきしているようだ。
いちいち言葉にする、声に出してみる。
ボケ防止法・ボケ予防法のその2は、一日20分以上、キョロキョロしながら散歩する、ということだ。
視覚は脳の広い範囲を使うので、新しいモノを見つけたり、そこから別のことを発想したりすると、前頭葉を動かすことができる。
また、見ると同時に身体を動かすと、同時に複数の判断が必要になり、より効果的な脳のトレーニングになる。
さらに見たモノを言葉にすると言うのも、なかなか優れたトレーニングらしい。
認知症や恐怖症などの緩和のために、目に入るものや感じた事を、いちいち言葉にすると言う方法がある。
これはチベット仏教などでも言われることだが、自分の一挙手一投足を言葉化すると、頭に渦巻いている感情が抑制できるらしい。
前頭葉は感情の抑制も行っているので、行動を言葉化する作業で前頭葉を使うことで、抑制力も高まるらしい。
ボケ予防・ボケ防止策その3は「音読」だが、自分の行動を言葉にするのも良いって事か。
因みに声を出すこと自体は、脳の様々な部分を使うため、ボケ防止のために良いらしい。
さらに音読というのは、文字を見て、それを発音するため、視覚と言語野という部分を使う。
我々は言葉を音で捉えているので、文章を読むときはそれが頭の中でいったん声になり意味やイメージと結びつく。
文字→音→意味・イメージと言う風に、脳が働いていくわけだ。
これらは脳の別領域で処理されるため、音読というのは一度で脳をかなり動かすことができる。
さらに音読しながら手足を動かせば、相当の脳のトレーニングになる。