簡単にできることは、脳をボケさせる

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インターネットやスマートフォンは、便利だけれどボケる原因になる

 

調べ物をするときに、パソコンやスマートフォンを使って調べれば、かなりのことが調べがつく。

 

ところがこういう便利さが、逆に脳の働きを鈍らせるという。

 

というのも、ネットやケータイで調べればすぐに出てくるのに慣れると、頭を使わずに済んでしまうからだ。

 

調べた内容を自分なりの言葉で置き換えたり、他の情報と合わせたり比べて考えるなら良いが、調べただけで終わると前頭葉は使わない

 

答えを作った人は散々脳を使っているが、それをそのまま書き写しているだけの人は、他人の頭を借りているだけで、自分の脳は殆ど使わないのだ。

 

音読のように、文章を声に出して読んで、それを要約するのであれば、まだマシなのだけれど、パソコンやケータイで文字をコピーして、クリック一つで貼り付けるだけなら、頭はほとんど要らない。

 

その結果、前頭葉の働きが悪くなって、言葉に詰まったり、感情的になるなど、ボケ症状が出やすくなってしまう。

 

最近は、大学のレポート試験などでも、ネットで見つけた情報をそのままコピペ・丸写しする学生が増えているらしい。

 

学術論文でも、定義や基礎的な説明を丸写し・コピペで済ませたりしているので、いろんなところで問題になっている。

 

もちろん定義や言葉の意味などは、個人で勝手に意味を変えてもいけないのでコピペ・丸写しでないとダメなのだが、自分の力で文章を組み立てて書く能力は、脳の重要な能力だから、衰えるとまずい

 



記憶する力、思い出す力

現代のようにパソコンやケータイで簡単に調べ物ができるようになると、脳の前頭葉を使う機会が減る。

 

気になって調べ物をするなら、まだマシであるが、レポートなどで、その場しのぎ的に調べたモノを、そのまま丸写し・コピペで済ますと、全くと言って前頭葉を使わないし、記憶にも残らないため、ボケやすい。

 

脳の前頭葉は、新しい事を始めたり、今までの習慣をやめたり、変化に対応するときに働く部分だから、コピーアンドペーストではダメなのだ。

 

手を動かして文字を写すのであれば、頭の使い様もあるのだけれど、クリック数回で済んでしまうと、前頭葉に仕事を回す必要もない。

 

調べ物をする場合でも、3つ以上の異なる情報の差異や、自分の持っている知識と照らし合わせ、自分なりの意見や考えを文章化しないと、前頭葉は働かずに頭がボケる。

 

その結果、何が起こるかというと、感情的になる人が増えたり、暴力的になる人が増えてしまう。

 

というのも感情を抑えるのも前頭葉で、前頭葉がちゃんと働いていないと、頑固で柔軟性が欠けてしまうからだ。

 

頭の悪い人は感情的になったり暴力的になったりすることも多いが、ボケると同じように考える力が無くなり、感情的になったり暴力的になる。

 

これは生産的な事ではないので、学校でケータイの利用を制限するところも、色々増えてきているね。

 


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