頭がぼけるのは、年齢のせいとは限らない
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年をとるとボケる。
頭の働きが鈍くなり、反応できなくなる。
若い頃には簡単にできたことが、いつの間にかできなくなっている。
たとえば、何かをしようと思ったのに、何をしようと思ったのか思い出せない。
人から話を振られても、何の話なのかわからず答えられない。
何かを説明しようとしても、話がまとまらなくなって、言いたいことが伝えられない。
突然モノを考えられなくなり、脳が止まった状態になって動かない。
今まで何の問題もなく動いていた脳が、気がついたら、うまく動いてくれない。
こういうことがたびたび起こると、「ああ、歳をとったなあ」と思う。
ところが元脳外科医で、ボケ外来を開いているお医者さんの書いた、「フリーズする脳」という本や、「脳が冴える15の習慣」という本によるとこれって、歳のせいではないらしい。
というのも、若い人でも、働き盛りの人でも、同じように頭がフリーズしてしまうからだという。
脳が止まってしまうような症状は、頭の前の方の前頭葉に問題があって、前頭葉を普段から使っていない人は、ドンドン頭がぼけていくと言うことらしい。
もちろん年をとったり、病気で、脳の毛細血管が細くなるばあいもある。
たとえば高血圧や糖尿病などによって、脳の血の巡りが悪くなることによって、頭がぼけると言うことはあるようだ。
脳も使わないと力が落ちる
人間の脳は、使わないとボケる。
年をとるからボケるのではなくて、使わないからボケるらしい。
筋肉を使わないと弱くなるように、人間の脳も使わないと弱くなる。
それがつまりボケというモノらしい。
もちろん、歳をとったり病気で、脳の機能が落ちると言うことはある。
高血圧や糖尿病などの病気では、脳の毛細血管の血流量が減るため、それでボケるというようなことも起こる。
脳梗塞は脳の血管が詰まる病気だけれど、それで半身不随などの症状が出るので、血液がきちんと届いているかどうかも、脳の働きには大きな影響を及ぼす。
つまり、
- 脳は使わないと能力が衰える
- 血流が悪くなると脳の働きも悪くなる
この二つは、お互いに関係があって、脳を使わないと、脳の毛細血管が細くなり、血流が悪くなって脳の働きが落ちる。
また病気やケガで脳の毛細血管が細くなると、脳の血の巡りが悪くなって、脳が動かなくなる。
なので、ボケを予防したり、ボケから回復するには、脳を適度に使う習慣をつけると同時に、脳の血流を良くする事が必要になるという。