ピーナッツは、高タンパクの高栄養食品
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低糖質食品かつ抗老化食品にも色々あるが、ピーナッツもそのうちの一つだ。
ピーナッツに含まれる主な栄養素はタンパク質と脂質(脂肪)だが、食が細くなった年寄りには、非常に有り難い。
タンパク質と脂質は身体を作る2大栄養素だが、食が細るとどうしても分量が取れない。
しかしピーナッツは、高脂肪(49%)・高タンパク(26%)食品なので、1日に50グラムくらい食べれば、卵2個分くらいのタンパク質が取れる。
しかも何の調理も入らず、袋に入ったピーナッツをただ摘まんでボリボリ食べるだけで、卵2個分のタンパク質が取れるのだから、かなり便利。
また、お菓子や煎餅、ポテトチップスと違って、炭水化物が少ないのも良い。
炭水化物の取りすぎは老化を進めるし、糖尿病にも悪い。
ピーナッツには炭水化物19%含まれているが、今あげた食品の中では格段に少ない。
さらにピーナッツのGI値(グリセミック・インデックス)がたった15しかなく、非常にゆっくり吸収されるので、血糖値も上がりにくい。
ピーナッツ(落花生)の栄養成分(100gあたり)
エネルギー | 573キロカロリー |
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タンパク質 | 26グラム |
脂質(脂肪酸) | 49グラム |
炭水化物 | 19グラム |
ピーナッツの薄皮には、レスベラトロールが含まれている
ピーナッツは、その重量の半分が脂肪分・四分の一がタンパク質という、高栄養食品だ。
しかも調理や料理をせず、そのまま食べるだけで良いという超便利食品。
高タンパク・高脂肪食品にも肉や卵など色々あるが、調理もせずにすぐに食べられる食品というのも年寄りには有り難い。
そして最近注目され始めたのが、ピーナッツに付いている茶色い薄皮(渋皮)だ。
市販のピーナツには、バターピーナッツや殻つきピーナツ、ミックスナッツなど、種類かいくつかあるが、殻を剥いただけの状態の茶色い薄皮が付いたモノがある。
この茶色い薄皮にも、様々な栄養素が含まれており、健康に良い成分が多い。
まず、食物繊維は栄養素の吸収をゆっくりにし、血糖値を安定させてくれる。
また便通をよくして、くれる。
さらに「レスベラトール」という成分が含まれていて、これが非常に良いのだという。
レスベラトロールは、赤ワインに含まれている成分で、動物実験で寿命を延ばすことが確認されている成分だ。
レスベラトロールを食べると、若返りの遺伝子と呼ばれる「サーチュイン遺伝子」が活性化して、我々の肉体を若々しく保ってくれるのだという。
このレスベラトロールは、ピーナッツの本体にはなくて、薄皮にある成分なので、ピーナッツはもう、薄皮付のピーナッツを選ぶしかない。
さらにピーナッツの薄皮・渋皮は、認知症改善にも役立つのだという。
認知症患者の脳内には、アミロイドベータという「蜘蛛の巣」みたいなモノが溜まっているのだが、アミロイドベータの排出を促進するらしい。
アミロイドベータは、脳の神経細胞を潰してしまう原因タンパク質なので、これを排出することは脳の健康に良いらしい。
一日20~30グラムくらいの薄皮付ピーナッツを食べると、アミロイドベータの排出が若い人並みになるという事なので、毎日食べる習慣をつけたいモノだね。