どういう風に死にたいか 死に方を選ぶ

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老後の生活をどのようにプランすればよいか。

 

それにはまず、何らかの目標・ゴールを決めなければならない。

 

ゴールがハッキリしていなければ、何を準備して良いのか分からないし。

 

老後の経済的な目標は、寝ていてもお金が入ってくる「資産」を持つことだろう。

 

一方、健康面での最終的なゴールは「死」であるから、どのように死にたいかを、まず決めるべきだろう。

 

何も用意せずに安らかに死ねるほど、世の中、甘いもんじゃないし

 

しかし実際に人がどういう死に方をしているのかは、よく分からないから、死に方を選ぶというのは難しい。

 

ということで、ここからは少し、死に方について調べてみることにする。

 

日本の平均余命(2010年)

まずは、あと何年くらい生きるのかを確認しておこう。

 

現在の年齢から、あとどれくらい生きるのかを統計的に計算したモノを平均余命と呼ぶ。

 

たとえば現在50歳なら、平均で男性はあと31年、女性はあと37年くらい生きるだろうと言うことだ。

 

なので今50歳なら、あと30年くらいの人生を、どう生きるかという風に考えれば良い

 

現在年齢平均余命(男)平均余命(女)
0歳79.2986.05
574.5781.33
1069.6176.36
1564.6571.39
2059.7566.45
2554.9261.54
3050.0956.64
3545.2751.75
4040.4946.89
4535.7942.08
5031.2137.34
5526.7932.69
6022.5828.12
6518.623.64
7014.8419.29
7511.415.18
808.4911.43
856.138.21
904.365.71


健康寿命 人生の最後の9~13年は要介護?

平均余命は、現在年齢からあと何年くらい生きるのかを計算したものである。

 

たとえば今50歳の男性なら、あと31年前後、女性なら、あと37年くらいは生きるという推計だ。

 

ただし、残りの寿命を健康で過ごせるとは限らない。

 

なので最近は「健康寿命」なる概念も提案されている。

 

これはWHO(世界保健機構)による提案だが、「介護を受けたり病気で寝たきりになったりせず、自立して健康に生活できる期間」が「健康寿命」だ。

 

日本の厚生労働省の計算(2010年)では、

  • 男性 70.42歳(平均寿命 79.55歳)、
  • 女性 73.62歳(平均寿命 86.30歳)
となっているが、問題は平均寿命と健康寿命の差だ。

 

この差は要介護あるいは寝たきりになっている年数であり、要するに、人生の最後の9~13年は、他人の力を借りないと生きていけないってことだな。

 

となると平均余命も見方が変わってくる。

 

つまり健康で活動できるのは、今50歳の男性なら、あと22年前後、女性なら、あと24年くらいってことになり、寝たきり後の生活費なども用意しないといけない。

 

ただし80歳以上の人口比は、平均寿命にかかわらず、先進国では4~6%くらいで一定になってるから、80過ぎたらみんなバタバタと死んでいくのかもしれないが。

 

高齢者の人口比 国際比較(OECD)
高齢者の人口比 国際比較(OECD)
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