肌の老化は、若い頃から始まっている

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年を取ると肌も老化する。

 

化粧をしない男性の場合、肌の老化にはなかなか気がつかないが、毎日化粧のために、鏡をのぞいている女性の場合は、ちょっとしたシワで、老化に気づく。

 

そうして慌ててアンチエイジングを始めるが、ちょっと手遅れかもしれない。

 

というのも肌の老化はかなり早い年齢から始まっていて、その原因は若いときに浴びた紫外線だからだ。

 

真夏の強烈な紫外線でダメージを受けた肌が、年を取るにつれて目に見えてくるのだと思えば良い。

 

ただし肌の老化は、紫外線の影響だけではなく、過酸化脂質(酸化した植物油)によるフリーラジカル(活性酸素)も影響する。

 

また砂糖や、甘い炭酸飲料やお菓子、ファストフードなどの炭水化物の取り過ぎによってできるAGEs(エイジズ)が皮膚の褐色化やコラーゲンの変質の原因となる。

 

また喫煙や運動不足、睡眠不足も肌のくすみの原因になる。

 

このようなダメージは子供の頃からずっとあるのだが、若い頃は皮膚の新陳代謝が激しくて、肌に出てこないので、肌に悪いと気づかずに続け、気がついたらすっかりもう手遅れになってしまうのだ。

 

つまり若いときは快復力が旺盛なので、肌に悪いことをしていてもそれが肌にでなかったが24歳をすぎるころにはもう、新陳代謝が穏やかになって、皮膚の快復力が弱くなってしまうために、肌に受けたダメージがどんどん蓄積していくのだ。

 



肌の構造と、老化で気になる成分

人間の皮膚は三層構造になっている。

 

その三層とは

  • 表皮(ひょうひ)
  • 真皮(しんぴ)
  • 皮下脂肪
だ。

 

一番表面にあるのが「表皮」で、表皮はばい菌やウイルスなどの異物を身体に侵入させないバリアの働きをする。

 

この表皮にある老化に関する成分は、ケラチンというタンパク質とメラニンだ。

 

ケラチンは毛や爪の成分でもあり、硬くなって皮膚を守っている。

 

メラニンは日焼けして茶色くなるときの色素で、紫外線によるダメージを食い止めている。

 

メラニンはタンパク質とガッチリ結びつく性質があるので、日焼けするとなかなか色が抜けない。

 

表皮の下にある真皮層には、コラーゲンエラスチンという成分がある。

 

コラーゲンは体中にあるタンパク質で、血管などもコラーゲンが豊富にある。

 

砂糖や甘い飲料、お菓子などの炭水化物の取り過ぎで、コラーゲンが糖化して変質して壊れ、肌の張りがなくなる。

 

エラスチンは、コラーゲンを支える弾力のある繊維で、動脈などの強さを支えるタンパク質でもある。

 

皮膚の真皮層には数%しか存在しないが、コラーゲンを支える力がなくなると、肌がでこぼこになってしまうので重要だ。

 

一番奥にある皮下脂肪は、皮脂腺や毛細血管が通っていて、皮膚に潤いを与えたり、栄養を供給する部分である。

 

この皮膚の三つの層のそれぞれに老化が現れるので、それぞれのアンチエイジング策が必要になる。

 


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