ダイエットコーラはカロリーがないが、結局太る

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ダイエットコーラやダイエット飲料を飲んでも砂糖やブドウ糖果糖液糖入りの飲料と同様の肥満リスクや糖尿病リスクがある

 

砂糖やブドウ糖果糖液糖と比べれば、人工甘味料のカロリーは殆どないのに、なぜこんなことが起こってしまうのか?一つの原因はモラルハザードで、カロリーのないコーラやソフトドリンクを飲んでる分、他にカロリーのある食品を食べても大丈夫だと思って、結果的に食事量・摂取カロリーが増えているのかもしれない。

 

「人工甘味料はカロリーがなく、甘さに対応したカロリーがないため、身体がカロリーを求めて食欲が増す」…というような説もあるようだが、これは後天的な条件反射を根拠としていて、個人的には殆ど納得できない理屈である。

 

「甘い物は別腹」なんていって、甘みが食欲を増すというのは漢方などでもおなじみだが、腹が減ったら必ず甘い物が欲しくなると言うわけではないしね。

 

実際は、甘みに対して身体(消化管)が反応して、グレリンというホルモンが分泌され食欲が増すということらしい。

 

ノンカロリー飲料で痩せられない二つ目の原因は、人工甘味料でも血糖値が上がるということだ。

 

血糖値が上がるとインスリンが追加分泌されて、脂肪燃焼を妨げるので、太る方向に身体が誘導されるということらしい。

 

そして人工甘味料でも血糖値が変動すると言うことになると、砂糖やブドウ糖果糖液糖と同じような依存性が生じて、糖類や炭水化物への飢えがひどくなってしまう。

 

つまり

甘い物を飲む・炭水化物をたくさん摂る→血糖値が上がる→インスリンの分泌量が増える→低血糖になる→飢えてアドレナリンが分泌され凶暴性が増す→また甘い飲料などを飲んだり炭水化物をたくさん摂る→血糖値が上がる
…と言う繰り返しで、結果的に摂取カロリーが増えてしまうわけだ。

 



甘みを感じるとグレリンが出て腹一杯食べたくなる

ダイエットコーラやダイエット飲料で痩せられない理由のその3は、「甘み自体に問題がある」ということだ。

 

人間の口には味覚神経があり、胃や腸など表面には、甘みを感じる「甘味受容体」というモノがあって、甘いものを食べると反応する。

 

その信号が脳に届くと、ドーパミンや、ベータ・エンドルフィンという「脳内麻薬」が分泌され、軽い快感や幸福感を感じる。

 

また甘いものを食べたときの脳の反応を調べると、タバコや飲酒時に反応する部分と重なるため、甘い物はタバコや飲酒並みの中毒性を持つのだと考えられている。

 

そして人工甘味料も、この甘味受容体を刺激して、脳に快感をもたらすので、中毒になってしまうと言うわけだ。

 

でも、カロリーゼロの飲料を飲み続けても、太る要因なんてないよなあ、、、と思っていたら、胃から「グレリン」というホルモンが出るらしい。

 

グレリンというのは、視床下部を刺激して食欲を増すホルモンで、普段は胃が空っぽになると増え、胃に食べ物が入ると減る。

 

ところが胃の中に甘い物が入ってくると甘味受容体が反応し、胃の中に食べ物があってもグレリンの分泌量が増えるのだという。

 

満腹なのに食後に甘いデザートが食べられるのは、甘みに反応してグレリンというホルモンが分泌されるかららしい。

 

つまり甘い物は中毒性があるので食べるのが習慣になりやすく、さらに甘い物は食欲を増すのでいくら食べても満足せず、その結果、食べ過ぎてしまって肥満が進むということか。

 

そしてこれはノンカロリーの人工甘味料を使った食品でも、同じように起こるということらしいな。

 


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