抗糖化 糖質制限でアンチエイジング記事一覧

老化とはいったい何か。老後の健康を考えるには最初に、「老化」について知る必要がある。たとえば一口に「老化」と言っても、避けることができる老化と、避けられない老化がある。避けることが出来る老化とは、糖尿病などの生活習慣病による老化や、骨粗しょう症のような予防できる老化だ。一方、避けることが出来ない老化とは、健康を保っていても起こる老化であり、感覚の衰えや、神経の速度の低下などだ。生活習慣に由来する老...

炭水化物の取り過ぎが、老化を促進させる。最近、そういう話があちこちで紹介されるようになった。これは血液中のブドウ糖や果糖が、体内のタンパク質と反応して弱めたり、AGEs(エイジス、エイジズ)という物質を作り、体のあちこちを壊すことが分かったからだ。そしてこれが年を取るとかかりやすくなる糖尿病、心臓病、アルツハイマー、ガン、末端神経障害、難聴、失明などの原因となることが分かってきたからである。AGE...

肉を焼いたり揚げ物をすると、良い香りがして茶色い色になる。タマネギをじっくり炒めると茶色になるし、コーヒー豆を焙煎すると茶色くなる。こういう風に、食品を加熱調理したとき、茶色くなる現象をメイラード反応という。デミグラスソース(ブラウンソース)の褐色や、黒ビールやチョコレートの色、味噌や醤油の色、トーストやご飯の焦げもメイラード反応でできる。メイラード反応とは、ブドウ糖や果糖などの還元糖がアミノ酸や...

血液中にあるブドウ糖を血糖という。血糖は血管を通って全身に行き渡り、細胞のエネルギー源となる。この血糖の濃度が「血糖値」で、普段は80-100mg/dlくらいに保たれている。ところが甘いペットボトル飲料の飲み過ぎや、炭水化物の取り過ぎ、病気などで高血糖になると、身体のあちこちで「糖化」という反応が起きる。糖化というのは、甘い飲み物や炭水化物に含まれるブドウ糖や果糖が体内のタンパク質や脂肪と反応して...

21世紀に入って、アンチエイジングの研究から、炭水化物の害が明らかになってきた。老後をいかに健康に過ごすかは、あくまでも個人の関心事であるが、高齢者の医療費が各国の財政を圧迫し始めたため社会全体で「抗老化」への関心が高まり、老化を促進する物質探しが進んだのだ。その結果、20世紀末に、ブドウ糖や果糖などが体内のタンパク質や脂肪と反応する「糖化反応」と、その生成物であるAGEs(エイジズ)が、皮膚や血...

老化の原因の一つは、炭水化物の取り過ぎだった。取り過ぎた炭水化物が血糖値を上げ、その高血糖が体内のあちこちで反応し、皮膚や血管、骨や関節をモロくしてしまう。肉やタマネギを焼いたときにできる焦げが、実は体内でもできていて、それが肌や細胞に蓄積して悪さをする。年を取ると肌の張りがなくなり、茶色いシミや斑点ができたり、動作が鈍くなって、骨折しやすくなったりするのは、実はみんな炭水化物が関係していたわけだ...

人間は、炭水化物を食べなくても、十分に生きていくことができる。というのもてんかんの治療に用いられるケトン食療法や修正アトキンス式食事法では、炭水化物の量を厳しく制限した食事を、何週間も何ヶ月も続けるからだ。ケトン食療法や修正アトキンス式食事法では、炭水化物を1日10グラム~15グラムに制限し、脂肪をエネルギー源として使えることを目指す。そのためにケトン食療法の場合は、殆ど炭水化物を摂らない食事を、...

健康のために、バランスのとれた食事を、などと良く聞く。しかしバランスのとれた食事って何なのか、具体的に説明されることは滅多にない。そこでよく持ち出されるのが、PFCバランスというものだ。PFCバランスというのは、タンパク質・脂質・炭水化物の摂取カロリーのバランスで、Protein(たんぱく質)、Fat(脂質)、Carbohydrate(炭水化物)の三つの栄養素の頭文字をとって、PFCバランスという...

炭水化物が血糖値を上げ、身体のあちこちの組織を「糖化」して老化を早めると言うことは分かった。また血糖がタンパク質や脂肪と反応しAGEs(エイジズ)と呼ばれる「焦げ」をつくりそれが身体に悪いと言うことも分かった。なので炭水化物の食べ過ぎをやめ、健康増進に役立てようと始まったのが、糖質制限食という食事法だ。糖質制限食では、1食あたりの糖質(炭水化物-食物繊維)量を20グラム以下に制限したメニューを毎日...

MEC食ダイエットと言うのがある。MEC食ダイエットというのは、一日に必要な栄養素を、糖質無しで食べる食事法だ。MECとは肉(Meat)、卵(Egg)、チーズ(Cheese)という3つの食材の頭文字を取ったものだ。MEC食の基本は、ひと口30回よく噛む!肉・卵・チーズをたっぷりと食べる ご飯・パン・麺類などの主食を控えるお菓子や清涼飲料水はNG糖質を多く含む野菜を控える具体的には1日当たり肉200...

年を取ると肌も老化する。化粧をしない男性の場合、肌の老化にはなかなか気がつかないが、毎日化粧のために、鏡をのぞいている女性の場合は、ちょっとしたシワで、老化に気づく。そうして慌ててアンチエイジングを始めるが、ちょっと手遅れかもしれない。というのも肌の老化はかなり早い年齢から始まっていて、その原因は若いときに浴びた紫外線だからだ。真夏の強烈な紫外線でダメージを受けた肌が、年を取るにつれて目に見えてく...

肌は老化がわかりやすい部分である。というのも20代の半ば頃から、肌に細かなシワが出てくるようになり、肌にたるみが出てくるからだ。まだ子供だった14歳頃には、皮膚はたった14日で生まれ変わっていたが、それが24歳を過ぎるくらいになるともう、28日と倍近くもかかってしまう。つまり新陳代謝が穏やかになるため、日々の暮らし方はなんら変わっていないのに、皮膚のダメージが回復できずに、子供の頃の弾力のある肌が...

肌の老化は、目の下にできるチリメンじわや口元にできる小じわから始まる。これらの細かなシワができる原因は、真皮層のコラーゲンやエラスチンという弾力を作っている成分の老化と、太陽光線の影響だという。つまり太陽光線が皮膚にダメージを与え、シワができやすい状況が生まれるのだ。そして炭水化物が、肌のコラーゲンやエラスチンなどの組織を弱くし、弾力を失わせてシワを固定化させる…ということだ。若い頃は、太陽光線を...

糖質の取りすぎは老化を早めるらしい。糖質の取りすぎは血糖値を上げ、血糖は毛細血管や骨などのコラーゲン組織を「糖化」して弾力を失わせてしまう。しかし糖質を減らしたからと言って、それだけで老化を遅らせることはできない。というのも糖質制限する際に、上手くやらないとミネラル不足が起こって、肌や骨に必須の微量ミネラルが不足するからだ。特にアンチエイジングに重要なのが、「ケイ素」だという。ケイ素というのは、コ...

低糖質食品かつ抗老化食品にも色々あるが、ピーナッツもそのうちの一つだ。ピーナッツに含まれる主な栄養素はタンパク質と脂質(脂肪)だが、食が細くなった年寄りには、非常に有り難い。タンパク質と脂質は身体を作る2大栄養素だが、食が細るとどうしても分量が取れない。しかしピーナッツは、高脂肪(49%)・高タンパク(26%)食品なので、1日に50グラムくらい食べれば、卵2個分くらいのタンパク質が取れる。しかも何...